手指の変形とは
手指の変形とは、指の関節や骨、筋・腱に異常が起き、形や動きに変化が生じる状態を指します。初期は痛みや違和感のみですが、進行すると外見の変化や日常生活の支障をきたす場合があります。
主な原因
1. 変形性関節症(へバーデン結節・ブシャール結節など)
加齢や使いすぎにより関節軟骨がすり減り、指の関節に炎症や変形が起こります。特に女性に多い傾向があります。
2. リウマチ性疾患
自己免疫異常によって関節に炎症が長期間続き、関節破壊や変形につながります。全身性の症状(朝のこわばり・倦怠感)が伴うことも。
3. 腱・靭帯の障害
腱鞘炎や靭帯の損傷が原因となり、運動機能の低下や変形が引き起こされる場合があります。
4. 外傷・骨折の後遺症
骨折や脱臼が適切に治療されなかった場合、骨の位置異常や関節拘縮により変形が残ることがあります。
5. 遺伝的要因・ホルモンの影響
家族歴のある方や更年期以降の女性では、ホルモン変化により変形が出現しやすいことが知られています。
主な症状
- 指関節の腫れ・痛み
- 朝のこわばりや動きにくさ
- 関節の熱感・赤み
- 指の曲がり・ねじれ・突出
- ボタンを留める・ペンを握るなど細かい動作の困難
- 握力の低下・物を落とす
放置した場合に起こり得ること
● 変形の進行・固定化
炎症や軟骨の破壊が進むと、変形が戻らない状態になる可能性があります。
● 痛み・可動域制限の慢性化
次第に痛みが慢性化し、関節の曲げ伸ばしが困難になります。生活の質(QOL)の低下を招きます。
● 手術が必要となるケースも
保存治療でコントロールできなくなると、関節固定術や人工関節置換など外科的治療が必要になる場合もあります。
● 他の関節や全身への影響
リウマチ性疾患では、手指以外の関節や臓器にも影響が及ぶ可能性があり、早期診断が非常に重要です。
まとめ
手指の変形は加齢や使いすぎといった日常的な要因だけでなく、リウマチや炎症性疾患のサインであることもあります。
痛み・腫れ・動きの悪さなどを放置すると、変形が固定化して治療の選択肢が限られてしまうことがあります。
こんな症状がある方は一度相談しにご来院ください。
【リ・ムーヴ鍼灸整体院では】
大宮駅西口徒歩2分にあるリ・ムーヴ鍼灸整体院では、手指の変形や痛みに対し、以下のように骨格・筋肉・神経の状態を総合的に評価し、施術を行います。
① 骨格調整(姿勢・関節アライメントの調整)
- 指だけでなく、手首・肘・肩・首の関節まで評価
- 骨格の歪みや姿勢のクセから指に負担がかかっていないかを分析
- 手技による関節調整・胸郭の開放・肩甲骨調整
- 関節の圧力を軽減し動きを改善
効果:痛みの緩和、可動域の改善、変形の進行抑制
② 鍼灸治療(筋緊張・炎症へのアプローチ)
- 鍼灸により筋緊張の緩和・血流促進
- 慢性的な炎症や腫れに対しても有効
- リウマチや腱鞘炎などによる痛み・こわばりにも対応
- 自律神経調整による血流・ホルモンバランスの改善
効果:手指の硬さの改善・炎症抑制・痛みの軽減
③ トリガーポイント療法
- 痛みを発する筋膜のポイントに直接アプローチ
- 肩や前腕の筋肉が原因で指の痛みを引き起こしていることも多く、全身の連動を考えて施術
- 慢性的な痛みに強い方法
効果:しびれ・筋肉性の痛みの軽減
④ 手技療法(関節モビライゼーション)
- 関節の動きを促す専用の手技を用いて、固まった関節を少しずつ動かしていきます
- 手指の硬さ・動きの悪さに対して手技によって改善を狙う施術
⑤ 運動療法・セルフケア指導
- 自宅でできる関節保護トレーニング
- ハンドエクササイズ、腱のストレッチ
- 指の使い方や姿勢指導
- 仕事・家事で指に負担をかけない方法のアドバイス
⑥ 根治について
骨が変形してしまった“骨性変形”の場合、完全に元に戻す根治療法ではありません。
しかし、
- 痛みの軽減
- 変形の進行抑制
- 日常生活の改善
- 手術予防
を目的とした「保存療法」として大変有効です。
まとめ
手指の変形は放置すると固定化し、日常生活に大きな影響が出る可能性があります。
完全な根治が難しいケースでも、早期のケアで痛み・変形の進行を抑えられます。
大宮駅西口徒歩2分のリ・ムーヴ鍼灸整体院では、鍼灸と骨格調整を組み合わせた専門的な施術を行っています。
こんな症状がある方は一度相談しにご来院ください。
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