上腕二頭筋長頭腱炎とは?原因・症状・放置した場合のリスク
上腕二頭筋長頭腱炎は、肩関節や肘関節の動きに関与する上腕二頭筋の腱、特に長頭腱に炎症が起こる状態を指します。スポーツ選手や日常生活で肩を頻繁に使う方に多く見られる疾患です。
原因
上腕二頭筋長頭腱炎の主な原因は以下の通りです。
- 反復動作による負荷
野球やバレーボール、水泳など、肩を繰り返し上げる動作は長頭腱にストレスを与えます。長期間にわたる反復動作が腱の微細損傷を引き起こし、炎症を誘発します。 - 肩の不安定性やインピンジメント
肩関節の構造的な問題や肩峰下インピンジメント症候群があると、腱が摩擦されやすくなり炎症のリスクが高まります。 - 加齢や腱の変性
年齢とともに腱の弾力性は低下し、わずかな負荷でも炎症や損傷が起きやすくなります。
主な症状
上腕二頭筋長頭腱炎では、以下の症状が典型的です。
- 肩の前方や上腕の前面の痛み
- 腕を上げる・回す動作で痛みが増す
- 重い物を持つと痛みや違和感を感じる
- 時に腱の断裂や引っかかり感(クリック音)が生じる
症状は徐々に進行することが多く、初期は軽い違和感程度の場合もあります。
放置するとどうなるか
上腕二頭筋長頭腱炎を放置すると、次のような問題が起こることがあります。
- 慢性的な肩の痛み
炎症が長引くことで、日常生活動作に支障をきたす慢性的な痛みに発展します。 - 腱の部分断裂や完全断裂
腱に持続的な負荷がかかると、部分断裂や最悪の場合、完全断裂を起こすことがあります。断裂すると力こぶの形成が難しくなり、腕を持ち上げる力が低下します。 - 二次的な肩の障害
腱炎による肩の不安定性や動かし方の変化が原因で、肩峰下インピンジメント症候群や腱板損傷などの合併症を引き起こすことがあります。
まとめ
上腕二頭筋長頭腱炎は、肩や上腕の反復動作や加齢、肩関節の不安定性が原因で起こる炎症性疾患です。痛みが軽度のうちに適切な対処を行うことが、慢性化や腱断裂の予防につながります。
肩の前方や上腕前面の痛み、腕を上げると痛む、重い物を持つと違和感があるといった症状がある方は、一度相談にご来院ください。
【リ・ムーヴ鍼灸整体院では】
大宮駅西口から徒歩2分のリ・ムーヴ鍼灸整体院では、上腕二頭筋長頭腱炎に対して、腱・筋肉・骨格の全体的なバランスを整える総合治療を提供しています。肩や腕の痛みは、腱の炎症だけでなく肩甲骨や肩関節周囲の筋肉の硬さや不均衡、姿勢の崩れが影響していることが多く、当院では以下のようなアプローチで症状改善を目指します。
1. 骨格・関節へのアプローチ
- 肩関節・肩甲骨調整:肩甲骨の動きが悪いと長頭腱への負荷が増えるため、関節の動きを正常化し、可動域を広げます。
- 姿勢矯正:猫背や肩の前傾姿勢を改善することで、肩にかかるストレスを減らし、腱炎の再発予防に繋げます。
- 関節モビライゼーション:痛みを悪化させずに関節の柔軟性を高め、腱にかかる負荷を軽減します。
2. 筋肉・腱へのアプローチ
- 鍼灸治療:炎症を抑え、血流を促進することで腱の回復をサポートします。筋肉の緊張緩和や痛みの軽減にも効果的です。
- 筋肉リリース整体:肩や上腕の筋肉の硬さをほぐし、腱への牽引力を減らす施術です。特に上腕二頭筋、肩甲下筋、棘上筋など肩周囲の重要筋にアプローチします。
- 筋力バランス調整:弱くなった肩甲骨周囲筋やローテーターカフを強化し、腱への負荷を分散させます。
3. 日常生活・動作指導
- 腕の使い方や姿勢の癖を評価し、再発防止のための生活指導やストレッチ・セルフケアを提供します。
- スポーツや日常動作で腱に負担をかけない動作パターンを指導します。
4. 外科的処置や注射の選択肢
- 症状が強く、部分断裂や慢性炎症が疑われる場合には、医療機関での外科的処置や注射療法が適切なこともあります。
- 当院では、検査・評価を徹底し、安全で最適な治療方法を提案します。
まとめ
上腕二頭筋長頭腱炎は、肩や上腕前面の慢性的な痛みや、腕を上げる・回す動作での違和感の原因となります。大宮駅西口徒歩2分、駅近のリ・ムーヴ鍼灸整体院では、骨格・筋肉への総合的なアプローチにより、痛みの改善と再発防止を目指します。
肩の前方や上腕前面の痛み、腕を上げると痛む、重い物を持つと違和感がある方は、一度ご相談にご来院ください。
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