股関節のつまり・痛み・当院での治療方法

股関節のつまり・痛みの原因、症状、放置した場合のリスク

1. 股関節の構造と役割

股関節は大腿骨の骨頭と骨盤の寛骨臼が球状に接合する関節で、体重を支えながら全身の動きを可能にします。関節軟骨や靭帯、関節包、筋肉が協調して働くことで、屈伸・回旋・側方運動など多方向の可動性を確保しています。

股関節のつまりや痛みは、これら構造の異常や周囲組織の機能障害が原因で生じます。


2. 原因

股関節のつまり・痛みの原因は多岐にわたります。主なものは以下です。

  1. 変形性股関節症(OA)
    • 加齢や先天性異常により関節軟骨がすり減り、骨同士が接触することで痛みや可動域制限が生じます。
    • 典型的には立ち上がりや歩行時に痛みが出やすく、初期には動作の終わりで「つまり感」が感じられることがあります。
  2. 股関節インピンジメント(FAI)
    • 大腿骨頭や寛骨臼の形状異常により、股関節を屈曲・回旋させた際に骨同士が衝突し、軟骨や関節唇が損傷される状態です。
    • 動かしたときに引っかかるような感覚や痛みが特徴です。
  3. 関節唇損傷
    • 関節の周囲にある軟骨性の「関節唇」が損傷すると、股関節がスムーズに動かず、つまり感やクリック音、痛みが生じます。
    • スポーツ選手や長時間座位姿勢の人に多いです。
  4. 滑膜炎・腱炎
    • 関節の滑膜や周囲の腱が炎症を起こすと、動作時に痛みやこわばりが現れます。
    • 過度の運動や外傷後に発症することがあります。
  5. 股関節脱臼や骨折後の癒着
    • 外傷歴がある場合、関節内の癒着や軟部組織の拘縮でつまり感や可動域制限が起こることがあります。

3. 主な症状

股関節のつまりや痛みに伴う症状は以下の通りです。

  • 歩行時や立ち上がり時の痛み
  • 股関節の引っかかり感、クリック感
  • 内旋・外旋や屈曲動作の制限
  • 足の動かしにくさや重さの感覚
  • 長時間座る・立つ後の違和感
  • 進行すると歩行困難や左右の脚長差、歩行パターンの異常

症状は原因により異なりますが、初期は軽い「つまり感」だけで自覚症状が薄い場合があります。


4. 放置した場合のリスク

股関節の異常を放置すると、以下のような問題が進行します。

  1. 軟骨の摩耗・変形の進行
    • 軟骨がすり減ることで骨同士が直接接触し、痛みが慢性化します。
    • 変形性股関節症が進行すると、歩行時痛が日常生活に支障をきたすレベルに悪化します。
  2. 筋力低下・歩行障害
    • 股関節周囲の筋肉が使われにくくなり、筋力低下や歩行パターンの異常が生じます。
    • 体幹や膝への負担も増加し、二次的な障害のリスクが高まります。
  3. 関節可動域の制限・拘縮
    • 動かさないことで関節包や靭帯が硬くなり、可動域がさらに制限されます。
    • 最終的に日常生活の動作に支障をきたすことがあります。
  4. 痛みの慢性化
    • 炎症や機械的刺激が続くと、慢性的な痛みが定着し、夜間痛や安静時痛が出る場合があります。

5. まとめ

股関節のつまり・痛みは軽度のうちに症状の原因を特定することが重要です。原因としては変形性股関節症、関節唇損傷、インピンジメント、炎症性疾患などがあり、放置すると関節の変形、筋力低下、可動域制限、慢性痛などを招きます。症状がある場合は早期の評価と適切な治療・運動療法が推奨されます。

【リ・ムーヴ鍼灸整体院では】

リ・ムーヴ鍼灸整体院(大宮駅西口徒歩2分)は、股関節のつまりや痛みに対して、骨格・筋肉・関節の動きのバランスを総合的に評価・治療することを大切にしています。当院では、痛みの原因を正確に鑑別することに重点を置き、患者様一人ひとりの状態に合わせたオーダーメイドの施術を提供しています。


1. 骨格・関節の調整(関節可動域改善)

股関節は体重を支える重要な関節であり、骨格のゆがみや関節の可動域制限が痛みやつまり感の原因となります。当院では、以下のようなアプローチで関節の動きを改善します。

  • 股関節関節モビライゼーション
    関節の硬さや骨の配列を評価し、専門的な手技で可動域を広げます。これにより、屈曲・伸展・内外旋などの動作がスムーズになります。
  • 骨盤・仙腸関節の調整
    股関節の動きは骨盤の安定性と密接に関係しています。骨盤や仙腸関節のゆがみを整えることで、股関節への負担を減らします。
  • 姿勢評価・矯正
    日常動作や歩行の姿勢も痛みに影響するため、個別に姿勢評価を行い、骨格バランスを整えます。

2. 筋肉・軟部組織へのアプローチ(柔軟性・バランス回復)

股関節周囲の筋肉や靭帯、関節包の硬さは、つまり感や痛みの大きな原因です。当院では次のような施術で柔軟性と機能回復を目指します。

  • 筋膜リリース・手技療法
    大臀筋、中臀筋、腸腰筋など股関節周囲の筋肉に手技でアプローチし、筋膜の癒着や緊張を緩和します。
  • 鍼灸治療
    筋肉の過緊張や炎症部位に対して鍼灸を用い、血流改善と痛みの軽減を促します。慢性痛や関節唇損傷による炎症にも効果的です。
  • ストレッチ指導・運動療法
    自宅でできる股関節周囲のストレッチや筋力強化運動を指導し、再発防止と関節の安定性向上をサポートします。

3. 鑑別診断の重要性

股関節の痛みは原因が多岐にわたるため、正確な鑑別診断が施術の質を左右します。当院では、変形性股関節症、関節唇損傷、インピンジメント、滑膜炎、筋・腱の炎症など、症状の似た疾患を見極めた上で最適な治療方針を決定します。これにより、症状を悪化させることなく安全に改善を目指すことが可能です。


4. 大宮駅西口徒歩2分の駅近で通いやすい環境

当院は大宮駅西口から徒歩2分の駅近に位置しており、通勤や買い物のついでにも立ち寄りやすいアクセス環境です。忙しい日常の中でも継続して通院できることは、股関節痛改善において非常に重要です。

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