腰椎椎間板ヘルニア・当院での治療方法など

腰椎椎間板ヘルニアとは

腰椎椎間板ヘルニアは、腰の骨(腰椎)と腰椎の間にある椎間板が飛び出し、神経を圧迫することで痛みやしびれを起こす病気です。20~50代の働き盛りに多く、長時間のデスクワークや重量物の運搬など、腰への負担が大きな原因とされています。


原因

◆ 基本的なメカニズム

椎間板は「髄核(ずいかく)」と呼ばれるゼリー状の組織を、繊維輪という壁が包む構造になっています。
👉 この繊維輪が損傷し、髄核が外に飛び出してしまうと神経を圧迫 → 痛み・しびれを誘発します。

◆ 主な原因・リスク要因

リスク要因内容
加齢 – 変性30代以降から椎間板の水分量が低下し、弾力が失われる
長時間の座位姿勢デスクワーク、運転など腰への圧力増加
重い物を持つ作業労働・スポーツでの腰部負担
姿勢不良猫背・骨盤後傾・反り腰
遺伝的要因家族歴がある場合、発症率が高くなる
喫煙椎間板の血流が悪化し、変性を促進
筋力低下特に腹筋・背筋の弱さが腰椎の不安定性を招く

主な症状

① 腰痛

・腰を動かしたときの鋭い痛み
・長時間同じ姿勢で悪化
・前かがみや椅子から立ち上がる時に痛みが強くなる

② 坐骨神経痛(下肢症状)

・お尻から太もも、ふくらはぎ、足先にかけてのしびれ・痛み
・歩行時や立位で悪化することが多い
・“電気が走るような痛み” と表現されることも

③ 感覚障害・筋力低下

・足の感覚が鈍くなる
・力が入りにくい、つまずきやすくなる
・膝立ち姿勢やつま先立ちが難しい

⚠ 緊急性のある症状(要注意)

馬尾症候群の可能性
→ 即時に医療機関受診が必要

  • 排尿・排便の障害
  • 股間周辺のしびれ(鞍状麻痺)
  • 両脚の強度の筋力低下

診断方法

検査特徴
問診・身体所見SLRテスト(下肢伸展挙上テスト)などで神経圧迫を評価
MRI最も確実な検査。ヘルニアの位置・程度を詳細に判断
CT骨構造の評価に有効
レントゲンヘルニアそのものは映らないが、他疾患の鑑別に活用

治療法の分類

🔹 保存療法(約80〜90%はこれで改善)

  • 安静・姿勢改善
  • リハビリ(体幹トレーニング・ストレッチ)
  • 消炎鎮痛薬(NSAIDs)
  • 神経ブロック注射

🔹 手術療法(以下の場合に検討)

  • 強い神経症状が3ヶ月以上改善しない
  • 日常生活や仕事に著しい支障がある
  • 馬尾症候群など緊急状態

予防のポイント

予防法効果
正しい姿勢を保つ腰椎の圧力を分散
体幹トレーニング腰椎の安定性向上
適度な有酸素運動血流改善・体重管理
重い物は“膝を使って持つ”腰椎への直接負担を回避
喫煙を控える椎間板の血流と代謝を改善

まとめ

腰椎椎間板ヘルニアは、早期発見・適切な治療・生活習慣の改善で大半は改善可能な疾患です。特に「坐骨神経痛」「足のしびれ」「排尿障害」などの症状がある場合、自己判断せず、整形外科や神経内科を受診することが重要です。

【リ・ムーヴ鍼灸整体院では】

大宮駅西口徒歩2分/腰椎椎間板ヘルニアへの専門アプローチ

リ・ムーヴ鍼灸整体院(大宮駅西口徒歩2分)では、腰椎椎間板ヘルニアにより神経が圧迫された状態に対して、筋肉・血管・神経の三方向から総合的にアプローチします。当院の施術はヘルニアそのものを摘出する「根治療法」ではありませんが、原因となる周辺組織を整えることで、痛み・しびれ・可動域の制限を長期的に改善することを目的としています。


施術の考え方

ヘルニアの症状を長引かせる要因として

  1. 筋肉の過緊張
  2. 血流の低下
  3. 神経の過敏性
    が挙げられます。これらの問題を改善しなければ、神経への圧迫が増幅し、坐骨神経痛・足のしびれ・腰部の慢性痛が続く可能性があります。

リ・ムーヴ鍼灸整体院では、以下の施術を組み合わせて症状の緩和と機能回復を図ります。


施術内容

1. 筋肉に対するアプローチ

・電気鍼による深層筋の緩和
・手技による筋膜リリース
・腰部・臀部・下肢のトリガーポイント施術
筋肉の緊張が続くと、神経が“挟み込まれる”状態になるため、まずは筋肉の防御反応や硬直を解きほぐします。

2. 血流循環の改善

・循環促進のための可動域調整
・自律神経調整による血管拡張
血流が改善されると、炎症物質の排出が促され、腰椎周辺の負担が軽くなります。

3. 神経への調整

・坐骨神経ラインに沿った鍼灸施術・手技療法
・神経圧迫の誘発姿勢の評価
・神経滑走(神経モビライゼーション)
神経の「通り道」を確保することにより、しびれ・痛みを軽減し、歩行時の違和感や足の冷えも改善を目指します。

4. 姿勢・動作の指導

・骨盤の前後傾評価
・反り腰・猫背のクセ改善
・腰に負担をかけない動作トレーニング
筋肉・血流・神経の状態を改善しても、日常の姿勢が悪いままでは再発のリスクが高いため、セルフケア指導を重要視しています。


根治ではなく「症状の管理と改善」

椎間板ヘルニアは医学的には完全に元に戻すことが難しく、根治という表現は適切ではありません。しかし、筋肉・血管・神経の状態を整えることで、日常生活で痛みを感じない状態を継続することは十分に可能です。当院では「症状を抑え込むのではなく、身体をコントロールできる状態」に導くことを目的としています。


大宮駅西口徒歩2分の通いやすい立地

施術効果を維持するには継続的なケアが重要です。リ・ムーヴ鍼灸整体院は大宮駅西口徒歩2分に位置しているため、仕事帰りの施術や短時間での通院も可能です。ヘルニア治療において“施術のタイミングを逃さない”ことは非常に大切であり、通いやすさは改善速度にも大きく影響します。


ご相談から始める治療計画

「手術は避けたい」「しびれだけでも軽くしたい」「運動を再開したい」
こうした悩みをお持ちの方には、身体の状態を丁寧に評価した上で、最適な施術プランをご提案します。

大宮で腰椎椎間板ヘルニアの治療をご検討の方は、リ・ムーヴ鍼灸整体院まで気軽にご相談ください。

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