猛暑による食欲不振に効くツボ

猛暑による食欲不振には、東洋医学では**胃腸の働きを整え、気(エネルギー)を補い、暑さによる不調を和らげる経穴(ツボ)**がよく用いられます。

おすすめの経穴は次のとおりです。

1. 足三里(あしさんり・ST36)

最もおすすめのツボです。

  • 場所:膝のお皿の下、外側のくぼみから指4本分下、すねの骨の外側
  • 効果
    • 胃腸機能の改善
    • 食欲増進
    • 疲労回復
    • 夏バテ対策

押し方

  • 親指で5~10秒かけてゆっくり押す
  • 5秒休み、5~10回繰り返す

2. 中脘(ちゅうかん・CV12)

胃の働きを整える代表的な経穴です。

  • 場所:みぞおちとへその中間
  • 効果
    • 胃もたれ
    • 食欲不振
    • 消化促進

強く押すより、温かい手で軽く円を描くように刺激するのがおすすめです。


3. 三陰交(さんいんこう・SP6)

  • 場所:内くるぶしの頂点から指4本分上、すねの骨の後ろ側
  • 効果
    • 胃腸機能改善
    • 自律神経を整える
    • 全身の疲労感の軽減

※妊娠中は刺激を避けることが一般的です。


4. 合谷(ごうこく・LI4)

  • 場所:親指と人差し指の骨が交わる手前
  • 効果
    • 自律神経の調整
    • 頭重感
    • 全身のだるさ

暑さによる体調不良にもよく用いられます。

より効果を高めるポイント

  • 食後すぐではなく、食前または食間に刺激する
  • 1日2~3回、左右とも行う
  • 心地よいと感じる程度の強さで押す
  • 冷房でお腹が冷えている場合は、中脘を温めながら刺激するとより効果的です。

猛暑による食欲不振には

特に次の組み合わせがおすすめです。

  • 足三里+中脘:胃腸機能を整え、食欲を促す
  • 足三里+三陰交:夏バテや全身の疲労感を伴う場合
  • 足三里+合谷:暑さによるだるさや自律神経の乱れが強い場合

なお、食欲不振が数日以上続く、体重が急に減る、水分も摂れない、38℃以上の発熱・激しい腹痛・繰り返す嘔吐などを伴う場合は、熱中症や他の病気の可能性もあるため、早めに医療機関を受診してください。ツボ刺激はあくまで補助的なセルフケアとして取り入れるのがおすすめです。