身体を起こそうとすると骨盤が痛い原因とは?

朝、ベッドから身体を起こそうとした瞬間に骨盤周りが痛む、起き上がる動作だけ痛いという症状はありませんか?

このような痛みは、筋肉や関節の負担によることもあれば、股関節や腰、内臓の病気が隠れていることもあります。痛みが続く場合は原因を見極めることが大切です。

考えられる主な原因

1. 仙腸関節の機能障害

骨盤の左右をつなぐ「仙腸関節」に負担がかかると、寝返りや起き上がる際に痛みが出ることがあります。

こんな特徴があります。

  • 朝起きる時が特に痛い
  • 長時間座った後に立つと痛い
  • お尻や骨盤の片側が痛む

2. 筋肉の硬さや疲労

長時間のデスクワークや運動不足により、お尻・腰・股関節周囲の筋肉が硬くなると、身体を起こす動作で骨盤が引っ張られ痛みを感じることがあります。

3. 股関節のトラブル

変形性股関節症などでは、立ち上がりや歩き始めに足の付け根や骨盤周辺が痛むことがあります。

4. 腰椎由来の痛み

腰椎や椎間板に負担がかかっている場合、起き上がる動作で腰から骨盤にかけて痛みが広がることがあります。

自宅でできるセルフケア

症状が軽い場合は、次のことを試してみましょう。

  • 横向きになって腕を使いながらゆっくり起き上がる
  • 長時間同じ姿勢を避ける
  • お尻や股関節周囲のストレッチを行う
  • 身体を冷やさないようにする

無理に勢いよく起き上がると痛みが強くなる場合があります。

受診をおすすめする症状

次のような場合は整形外科の受診をおすすめします。

  • 強い痛みで歩けない
  • 足のしびれや力が入りにくい
  • 転倒後から痛みが続いている
  • 数日〜数週間たっても改善しない
  • 発熱や排尿・排便異常を伴う

骨盤周囲の痛みは、筋肉や関節だけでなく、婦人科・泌尿器科・消化器などの病気が原因となることもあるため、症状が続く場合は医療機関での評価が重要です。