がに股・内股・当院での治療方法

がに股・内股の原因・症状・放置した場合に起こること

1. がに股・内股とは

がに股(外旋歩行)・内股(内旋歩行)は、歩行時の下肢の向きが正常範囲から逸脱している状態を指します。骨盤・股関節・膝・足部のアライメント不良が複合的に関与することが多く、単なるクセではなく、身体機能の問題として捉える必要があります。


2. 原因

● 骨格・関節の構造的要因

  • 股関節の前捻角の異常
    大腿骨のねじれ(前捻角)が大きいと内股、小さいとがに股傾向になりやすい。
  • O脚・X脚
    下肢のアライメントが乱れることで、自然とつま先の向きも変化する。

● 筋肉バランスの崩れ

  • 外旋筋群(梨状筋など)の緊張や弱化でがに股に、
  • 内旋筋群(内転筋群など)の過緊張または外旋筋群の弱化で内股に。
  • 臀部筋(中殿筋・大殿筋)の機能低下は両者に共通した原因となる。

● 日常生活動作の影響

  • 座り姿勢(横座り、あぐら、内股座り)
  • 長時間のハイヒール使用
  • 運動不足による筋力低下

● 発達過程での習慣

特に子どもの頃の姿勢・座り方・歩き方が定着して成人後も影響する。


3. 主な症状

● 歩行時の異常

  • つま先が常に外側または内側を向く
  • 膝が正しい向きで動かないため膝関節にねじれが生じる

● 疼痛

  • 膝痛(特に膝内側痛や膝前部痛)
  • 股関節痛、腰痛の発生または慢性化

● 疲れやすさ

  • 筋バランスが不均衡になるため、歩行時に余計な筋力を消費し疲労しやすくなる。

● 姿勢不良

  • 反り腰
  • 骨盤の過前傾または後傾
  • 下半身太り

4. 放置した場合に起こりうる問題

● 関節の変形リスク

  • 膝関節への偏った負荷が続くと変形性膝関節症のリスクが上昇する。

● 慢性的な痛みの進行

  • 股関節・腰部・足首への負担が蓄積し、慢性疼痛へ移行する可能性が高い。

● パフォーマンス低下

  • スポーツでは方向転換や着地動作が不安定になり、ケガのリスクが増す。
  • 日常生活でも歩行スピード低下や姿勢の悪化につながる。

● 見た目の問題

  • 下半身のラインが崩れ、太もも外側の張りや骨盤の歪みが目立つ。
  • 可動域の偏りのため正しい姿勢が維持しづらくなる。

5. 改善に向けて大切なこと

  • 股関節周囲筋の評価と適切なトレーニング
  • 姿勢習慣の修正
  • 骨盤・大腿骨・膝・足部のアライメント調整
  • 自分のタイプ(構造的・機能的)を把握して正しいアプローチを取ること

まとめ

がに股・内股は単なるクセではなく、骨格・筋肉・日常習慣が複雑に絡んで発生する身体機能の問題です。放置すると痛みや変形のリスクを高め、将来的な生活の質にも影響を及ぼす可能性があります。

ご紹介したような症状がある方は、一度相談しにご来院ください。

【リ・ムーヴ鍼灸整体院 大宮駅前院では】

大宮駅西口徒歩2分 の通院しやすい当院では、がに股・内股の根本原因となる 骨格・筋肉・血管(血流)・神経 の全てを統合的に評価し、一人ひとりの状態に合わせた高度な施術を提供しています。


1. 骨格へのアプローチ

骨格の歪みはがに股・内股の中核的な原因です。当院では 解剖学的位置関係と運動連鎖(キネティックチェーン) を考慮しながら矯正を行います。

● 骨盤・股関節アライメント調整

  • 骨盤の前傾・後傾の角度評価
  • 仙腸関節の可動性改善
  • 大腿骨の前捻角・後捻角の確認と調整
  • 寛骨臼と大腿骨頭の“はまり”の最適化

股関節の内旋・外旋の偏りを正確に評価し、骨盤周囲の支持力を回復させて正しい下肢軸を取り戻します。

● 膝関節の運動軌道の再構築

  • 膝蓋骨のトラッキング調整
  • 膝関節裂隙の左右・前後の偏りの修正
  • O脚・X脚の補正

膝関節のねじれが歩行フォームを大きく乱すため、膝の可動軌道を正常化し負担を最小限に抑えます。

● 足首・足部アーチの最適化

  • 内側アーチ・外側アーチの再構築
  • 後脛骨筋・腓骨筋の機能回復
  • 過回内(オーバープロネーション)、過回外の補正

足部は全身の土台であり、わずかなズレが股関節にまで波及するため、精密な調整を行います。


2. 筋肉へのアプローチ

がに股・内股の多くは「使われていない筋」と「過剰に働く筋」が明確に分かれています。

● 深層筋(インナーマッスル)の活性化

  • 中殿筋・小殿筋のファシリテーション
  • 腸腰筋の機能回復
  • 体幹深層筋(腹横筋・多裂筋)の連動強化

歩行時に脚が正しい方向へ振り出されるよう、深層筋を神経学的に活性化します。

● 過緊張筋のリリース

  • 内転筋群の過緊張
  • 梨状筋・外旋六筋の拘縮
  • 大腿筋膜張筋(TFL)の硬化

触診で細かい筋硬結を特定し、
手技・鍼灸・筋膜リリースを使い分けて緩めていきます。

● 機能改善トレーニング

矯正後の正しい身体の使い方を脳に覚えさせるため、

  • スプリットスクワット
  • ヒップヒンジ
  • 片脚荷重トレーニング
    など、状態に応じた専門エクササイズを実施します。

3. 血流(血管)へのアプローチ

筋緊張や骨格のズレにより血流が悪くなると、痛み・疲労・むくみが続発します。

● 鍼灸による深層血流改善

  • 深層筋へのアプローチで局所循環を改善
  • 血管拡張反射を促し、冷え・滞りを解消
  • 神経興奮を抑制し、痛みを軽減

特に内股に多い「大腿内側の血流低下」や「臀部のうっ血」を改善します。

● 筋膜・リンパドレナージ

  • 下肢全体の浮腫の改善
  • 筋膜の滑走性を向上
  • 血管・神経の通り道を広げる

これにより歩行時の軽さや疲労の軽減を実感しやすくなります。


4. 神経(運動制御)へのアプローチ

がに股・内股は「脳が誤った歩き方を覚えている状態」です。

● 神経筋再教育(NMR:Neuro Muscular Re-Education)

  • 正しい足の出し方を反復学習
  • 膝とつま先の向きの一致を身体に覚えさせる
  • 歩行時の股関節の回旋を制御

神経系の働きが改善すると、矯正の効果が“抜けにくく”、再発予防となります。

● バランス・固有感覚トレーニング

  • 片脚バランス
  • 不安定面での立位訓練
  • 足趾の感覚入力トレーニング

足裏から脳への感覚入力を改善し、正しい歩行の自動化を促します。


当院が提供する総合的な治療戦略

  • 骨格調整
  • 鍼灸施術
  • 深層筋トレーニング
  • 神経系アプローチ
  • 歩行フォーム分析
  • 再発予防プログラム

これらを組み合わせることで、
構造・機能・感覚・動作 の全てを改善し、がに股・内股を根本から整えます。

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